2012年12月11日火曜日

「旅猫」ナナの男気

ブログを読んだオットが少し早いクリスマスプレゼントにと
『旅猫リポート』を買ってくれました。
数日かけて少しずつ読んでゆき、このほど読了しました。
んふー、新しい猫小説大誕生だわ!と興奮さめやらぬわたくし。
◆オットにプレゼントする気にならせたブログは → コチラ

なんといっても一番の魅力は、物語の語り手(半分ですが)である
猫のナナ。サトルの「二番目の」猫で、もとは野良猫の男の子。
サトルとナナの出会いがプロローグ章でナナ視点で語られるのですが、
これがもう、ぐっと来ちゃうんです。(猫好きはもうここでノックアウト。)
なのに、出会いから五年後、サトルはナナを手放すことになります。
そのために、彼らは旅にでます。

なぜ彼ら(サトルとナナ)は旅をすることになったのか?
ナナを手放すよんどころのない事情とは?
そして、旅はいつどこで終わるのか?
(ナナの新しい飼い主は誰になるの?)

これを小説の謎解きの楽しみとみれば、旅で再会するサトルの友人たち、
彼らとの会話から浮かび上がる少年サトルの生い立ち。大人になる過程で
出合う様々な人々と、猫にまつわるエピソード。これらは小説の滋味。
「ものがたり」が、知らずに知らずに心に沁みてくる。
ここだけ切り取って終わったっていいくらいに。

そして、行く先々でナナが見せる男気(・・いや、猫気といってもいいかも。
こんな言葉無いけどー。)はあっぱれ。ナナは「サトルの猫」としての矜持
を持っているんです。

さらに、このナナの行動は、ナナ視点で語られる半分の部分に相当するのですが、
ほのかに猫的ユーモアが織り交ぜられてて、うちの子もこんなこと考えてるのかなあ・・・
なんて思います。そしてそんなナナの思考・行動が飼い主視点での「かわゆい」にも
繋がっていて、読み手のわたしたちは本を読みながらほくそ笑む。
二度おいしんです。


最後にひとつだけ。
この小説、ラストが素敵です。
すべての猫飼い、すべてのペット飼いの心の芯ににあたたかなおもいをぽっと灯す、
そんなラストでした。



(2012.12.13追記)

そうそう、もうひとつ書いておきたいことがあったんです。
小説中で、既存のいくつかの小説についてさらっと紹介があったりします。

まずは冒頭で、吾輩は猫である。
それから、挿絵つながりなのか?とあるものがたりにも言及があり。

さらには!!(これがいちばん言いたい)なんと、ピートのことも出てきます。
そう、夏への扉のピートです♪めちゃ最近、再読したばっかだったところへ
(ブログに書いてたら読みたくなっちゃって・・)、旅猫でも出合えました。
こういうつながりの広がりがあると、たとえ自分オンリーのそれであっても
ものすごーく、嬉しいものです。
◆夏への扉について書いたブログは → コチラ




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点々子(*^。^*)




小説は読み終わったので
いま、オットが読みに入りました。

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